既に、他の弁護士に依頼をしているけれども、その弁護士が信用できないとか、方針が正しいか不安であるという場合に、その弁護士への依頼を続けて良いのかどうかの確認等のために当事務所に相談にお越し頂くことは可能です（有料相談）。

   ただし、以下の点にご留意頂いた上で、相談の予約をお願いします。

①既に他の弁護士に依頼していることを事前におっしゃってください

   正確なアドバイスをするためには、これまでその弁護士がどのような交渉をしてきたのか、それに対して相手がどのように反論してきたのかという事実経過を、しっかりと確認する必要があります。

   したがいまして、他の弁護士や司法書士に既に依頼済みの場合には、そのことを予約時に弁護士にお申し付けください。

②継続相談は原則として不可です

   既に依頼されている弁護士が不安だからと言って、陰で別の弁護士に何度も相談に行ったとしても、他の弁護士に依頼をされている以上、根本的な解決は不可能です。また、弁護士は、他の弁護士が既に受任している事件について、不当な介入をしてはならないとされています。

   したがって、依頼されている弁護士との関係が切れた後は別ですが、依頼継続中の場合には、当事務所での相談は原則として１回限りとさせて頂きます。

③まずは依頼されている弁護士とよく話し合いましょう

   依頼されている弁護士が信用できないというケースの多くが、弁護士とよく話し合っていない、弁護士に質問していないことからくる不信感です。

   まずは、遠慮せずに、依頼されている弁護士に、「ここがわからないが大丈夫か？」、「今後この点についてはどうなる見込みなのか？」など、どんどん不安な点を質問してみましょう。

   たまに、「依頼した弁護士は忙しい方のようで、なかなか質問しづらいので、こちらで相談をしたい」という方がいらっしゃいますが、そもそも依頼を受けた弁護士である以上、自分の依頼者からの質問にはしっかりと答えなければなりません。まずは遠慮せずに、依頼した弁護士と、しっかりと話し合ってみることをお勧めします。