弁護士から通知文が届いてきたとか、裁判所から訴状が届いたというときに、弁護士名が3,4人とか、場合によっては10人の弁護士の名前と押印がなされているということがあり、びっくりされる方が多いです。
実際には、個人の方が関わるほとんどのトラブルにおいて、担当している弁護士は1人だけです。
通知文や訴状に記載されている弁護士のうち、担当の1人を除いては、おそらく事案の詳細も知らないし、法廷や交渉の場面で出てくることはありません。
ただ単に、同じ弁護士事務所の弁護士をずらっと記載しているだけなので、心配したり、「相手はこんなに何人もの弁護士に依頼しているのか」などと驚くことはありません。
たまに、法廷などに弁護士が2人で来ることがありますが、大抵は年輩のボス弁やパートナーと若手の弁護士のペアで、若手育成も兼ねて年輩弁護士がついてきているという場合が多いです。
ですので、相手の弁護士の人数や、事務所の所属弁護士の数については全く気にしなくてもよいと思います。